測量士補 過去問
解説あり

試験最新情報

令和9年度(2027年) 試験日(予想)
2027年5月16日(日)

試験日まで、301

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測量士補について

測量士補とは

測量士補(そくりょうしほ)とは、日本の測量法に基づく国家資格です。

測量法では、測量士補は測量士の作製した計画に従って測量に従事する者とされています。

基本測量や公共測量の仕事に技術者として関わるには、登録された測量士または測量士補であることが必要です。

測量士補の仕事内容

測量士補は、測量士の指示のもとで測量業務を行うのがメインの仕事です。

 

① 測量計画の準備

現場で使用する地図、図面、資料などを確認し、測量機器を準備します。

使用する機器には、角度や距離を測るトータルステーションや、人工衛星からの電波を利用して位置を測るGNSS受信機などがあります。

現場で正しい測量結果を得るためには、機器を決められた位置に正確に設置し、機器の状態を確認することが大切です。

 

② 現場での測量作業

現場では、土地や構造物の位置、高さ、距離、角度などを測ります。

仕事の内容には、基準点測量、水準測量、地形測量、GNSS測量、写真測量などがあります。

測量で得られた結果は、道路、橋、河川、建物、宅地、防災設備、地図などを整備するために使われます。

 

③ 測量データの整理・計算

現場で得たデータをパソコンに取り込み、距離、角度、高さ、座標、面積などを計算します。

計算結果に間違いがないかを確認し、測量成果として整理します。

仕事によっては、CADを使って図面を作成したり、GISを使って位置情報を地図上に整理したりします。ドローンで撮影した画像や、三次元点群データを扱う場合もあります。

測量士補になるには

測量士補になる主な方法には、測量士補試験に合格する方法と、大学、短期大学、高等専門学校、養成施設などを通じて資格要件を満たす方法があります。

いずれの方法でも、資格要件を満たしただけでは正式な測量士補にはなりません。

 

最後に国土地理院へ登録申請を行い、測量士補名簿に登録されることが必要です。

 

1.測量士補試験に合格する

国土地理院が実施する測量士補試験に合格すると、測量士補になるための資格要件を満たします。

ただし、試験に合格しただけで、自動的に測量士補名簿へ登録されるわけではありません。

合格後に登録申請を行い、国土地理院の測量士補名簿に登録されることで、正式な測量士補になります。

試験合格者が測量士補の登録を申請する場合は、15,000円の登録免許税が必要です。

 

2.大学・短大・高専・養成施設などを通じて登録する

試験を受けなくても、次のような方法で測量士補になるための資格要件を満たせる場合があります。

 ・大学で定められた測量に関する科目を修めて卒業する方法
 ・短期大学または高等専門学校で定められた測量に関する科目を修めて卒業する方法
 ・国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設を修了する方法
 ・大学改革支援・学位授与機構から、定められた条件を満たす学士の学位を授与される方法

対象となる学科、科目、単位などには細かな条件があります。

 

学校を卒業した人が、すべて自動的に資格要件を満たすわけではありません。

自分の学科や履修科目が対象になるかは、国土地理院や卒業した学校に確認する必要があります。

勉強方法

必要な勉強時間

測量士補試験の勉強時間には個人差があります。

一般的な目安としては、初めて測量を学ぶ人は100~150時間程度、数学や測量の基礎知識がある人は50~80時間程度を考えておくとよいでしょう。

ただし、これは国土地理院が示している公式な勉強時間ではありません。

 

初めて学ぶ人は、1日1~2時間を2~4か月程度続ける計画を立てると、無理なく勉強を進めやすくなります。

効率的な学習方法

①過去問を解いて試験の全体像をつかむ

最初に過去問を見て、どのような問題が出るのかを確認します。

初めからすべて解けなくても問題ありません。出題される分野や計算問題の形を知ることが大切です。

国土地理院は、過去5年分の試験問題、解答一覧、受験者数、合格者数、合格率を公表しています。

ただし、古い問題には、法令や作業規程の変更によって、現在とは正解が異なるものが含まれる可能性があります。

 

②測量に関する法規と基礎的数学を学ぶ

測量に関する法規では、測量法の基本的な決まりや、測量士と測量士補の役割などを学びます。

計算問題を解くためには、三角比、角度、比、平方根、座標などの基礎的な数学も必要です。

数学が苦手な人は、測量の問題を解く前に、必要な数学だけを復習すると学びやすくなります。

 

③計算問題を繰り返し解く

測量士補試験では、距離、高さ、角度、座標、面積などを求める問題が出題されます。

公式を覚えるだけでなく、どの数字をどの公式に当てはめるのかを理解することが大切です。

間違えた問題は、答えだけを見るのではなく、途中の計算を確認してから、もう一度解きます。

なお、測量士補試験では電卓を使用できません。筆算や簡単な暗算で、落ち着いて計算できるように練習しておく必要があります。

 

④現在の試験科目に合わせて勉強する

現在の測量士補試験の科目は、次の4科目です。

 ①測量に関する法規
 ②測地測量
 ③測図測量
 ④応用測量

このほか、各科目に関連して、技術者倫理、測量の基準、基礎的数学、三次元点群測量なども出題範囲に含まれます。

 

令和6年6月12日の測量法改正により、令和7年4月1日から試験科目名が変更されました。

古い教材でも基本的な学習には使えますが、科目名や法令が現在の内容に合っているかを確認する必要があります。

関連資格

測量士補の関連資格

①  測量士

測量士は、測量士補の上位資格です。
測量法では、測量士は測量に関する計画を作製し、又は実施する者とされています。

測量の責任ある立場を目指したい人に向いています。

なお、測量士補試験に合格しただけでは、実務経験だけで測量士登録はできません。

試験合格ルートで測量士を目指す場合は、原則として測量士試験に合格する必要があります。

ただし、大学や養成施設など別の資格ルートでは、実務経験を経て測量士登録ができる場合があります。

 

②  土木施工管理技士

土木施工管理技士は、道路、河川、橋、トンネルなどの土木工事で、施工計画、工程、品質、安全などを管理するために役立つ国家資格です。

1級と2級があり、第一次検定の合格者は技士補、第二次検定まで合格した人は技士を名乗ることができます。

1級土木施工管理技士は、一定の条件を満たすことで、工事現場の主任技術者や監理技術者などを務めるために役立ちます。

ただし、資格を取得しただけで、すべての大規模工事の責任者になれるわけではありません。担当する工事の種類、会社の建設業許可、工事の規模などによって必要な条件が異なります。

 

③  GISや地理空間分野の民間資格
地理空間情報やGISの知識を深めたい人は、民間資格や民間講座を学ぶのも役立ちます。

国家資格ではありませんが、地図データの活用やデジタル地図づくりの理解を深める助けになります。

 

④  ドローン関連資格

ドローン測量に関心がある人には、無人航空機操縦者技能証明が関連する国家資格です。

この資格は、無人航空機を飛行させるために必要な知識や能力を持っていることを証明します。

ただし、すべてのドローン飛行で技能証明が必要なわけではありません。

また、技能証明を取得すれば、どのような場所や方法でも自由に飛ばせるわけではありません。

飛行する空域や方法によっては、国土交通大臣の許可・承認、機体認証、飛行計画の通報などが必要です。

 

⑤  土地家屋調査士

土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記の申請手続について代理できる資格です。

法務省は、これは不動産の物理的な状況を登記簿に反映するために、調査・測量して図面を作成する手続だと案内しています。

測量の知識を、不動産や登記の分野で生かしたい人に向いています。

 

試験の概要

試験会場

測量士補試験の試験地は、北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、

愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県の14か所です。

 

実際の試験会場は、受験票や国土地理院の会場一覧で確認します。

会場確保の都合により、近隣府県に変更されたり、追加されたりする場合もあります。

 

試験日時

例年5月の日曜日に行われます。

 

令和8年(2026年)
・試験日:2026年5月17日(日)
・試験時間:13:30~16:30(3時間)
・入室:12:30~13:20

(試験の説明があるため、13:00までに試験室に入る必要があります。

 

※本年度は実施済み

 

出題内容

測量の基礎知識から最新技術まで幅広い範囲から出題されます。
測量士補試験の公式な試験科目は、次の4科目です。


① 測量に関する法規
② 測地測量
③ 測図測量
④ 応用測量

 

このほか、各科目に関連して、技術者倫理、測量の基準、基礎的数学、三次元点群測量も出題対象です。

 

また、令和7年4月1日から試験科目名が変更されています。

現在の測地測量は、従来の多角測量、汎地球測位システム測量、水準測量をまとめたものです。

測図測量は、従来の地形測量、写真測量、地図編集をまとめたものです。

古い教材を使うときは、この点に注意が必要です。

 

出題方法

測量士補試験は筆記試験です。
択一式で全28問出題されます。

 

受験申込方法

測量士補試験の受験申し込み方法は、「書面申請」と「電子申請」の2つの方法があります。

① 書面申請(郵送または持参)

受験願書は、国土地理院本院、各地方測量部、沖縄支所、各都道府県の土木関係部局の主務課、(公社)日本測量協会本部および各支部で配布されており、窓口か郵送での取り寄せとなります。受験願書の提出方法は、「国土地理院 総務部総務課 試験登録係」まで持参するか、簡易書留郵便で郵送します。

② 電子申請(オンライン申請)

令和7年の試験から、電子申請が可能になりました。

e-Gov(電子政府の総合窓口)を利用して申請します。

​e-Govのアプリケーションをダウンロードし、インストールし、​アプリ内で「測量士補試験の受験願書の提出」を検索し、申請を開始してください。

受験申請受付期間

・受付期間:2026年1月5日(月)~1月22日(木)
・電子申請の受付時間:8:30~24:00(最終日は23:59まで)

 

令和8年試験は、書面申請・電子申請ともに同じ期間で受け付けられました。

受験手数料

測量士補試験の受験手数料は、申請方法によって異なります。​

書面申請(郵送または持参):​2,850円(収入印紙を願書に貼付)

電子申請(オンライン申請):​2,800円(電子納付)

受験票の交付

受験票は、4月下旬以降に、受験番号と試験会場を記載したうえで受験者に送付されます。
なお、5月7日を過ぎても受験票が届かない場合は、

5月14日までに国土地理院へ問い合わせる必要があります。

 

免除制度

試験科目の免除制度はありません。

合格発表

・発表日時:2026年6月25日(木)9:00
・合格者の掲示:ホームページ等で一定期間公表
・通知:合格者は合格証書、不合格者は結果通知書(点数付き)が送付されました。

合格情報

合格基準

測量士補試験は、1問25点、全28問、700点満点です。

450点以上を取ると合格です。

1問25点であるため、合格に必要な最低正解数は18問です。

 

問題数:28問
配点:1問25点
満点:700点
合格基準:450点以上
最低正解数:18問以上

 

合否は全問題の合計点で判定されます。

合格率

近年の合格率は、31%台から51%台まで幅があります。

合格基準は450点以上で固定されているため、問題の難しさなどによって合格率が変わります。

年度受験者数合格者数合格率
2026(令和8年)12,269人5,447人44.4%
2025(令和7年)13,363人6,837人51.2%
2024(令和6年)13,633人4,276人31.4%
2023(令和5年)13,480人4,342人32.2%
2022(令和4年)12,556人5,540人44.1%
2021(令和3年)12,905人4,490人34.8%

登録通知書の交付

試験に合格したあと、測量士補として正式に登録されるには、国土地理院への登録申請が必要です。

資格要件を満たした人が測量士補名簿に登録されて、はじめて正式な測量士補になります。

 

試験合格による登録申請では、登録免許税15,000円がかかります。

登録申請が受理されてから登録までの標準事務処理期間は50日間です。(電子申請では、土曜日、日曜日、祝日を除く50日間と案内されています。)

時期によっては、これより長くなる場合もあります。

 

郵送で登録申請した場合は、登録後に登録通知書が送付されます。

電子申請で登録申請した場合は、e-Gov上で電子公文書(PDF)の登録通知書が交付され、郵送はされません。

 

有効期間
測量士補の登録には、有効期限はありません。
更新手続きも不要です。
また、登録申請の期限もありません。資格要件を満たしていれば、あとから申請することもできます。